チャイナリスク

この数日の地元紙記事によると
県内のいくつもの製造業が、中国での製造比率を更に高めたり、全スタッフを中国人にしたりしているという。

大丈夫なのか? と思う。

10年も前から、中国に進出した日本企業がうまくいかなかった話を聞いているし
さらに「中国民事訴訟法231条」というものがある。

そういう情報に詳しいブログ、中韓を知りすぎた男によると、
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中国では2008年に、全世界の法治国家においては絶対に有り得ない空前絶後の滅茶苦茶な法律「中国民事訴訟法231条」ができました。

この法律の恐ろしいところは「民事訴訟で被告側になった場合、いかなる理由があろうとも、裁判所から下された判決に定められた債務の全額を弁済しない限り、法人の代表者は中国から出国できなくなる」という内容です。しかも、告知も全くされず、ほとんど知られないままに、突然発動されます。

「私は中国側に債務などない、訴訟されることなど有り得ない」と言う人は、中国人は詐欺師でありでっちあげ専門であることを知らないのでしょうか?

最近の実例では、ある企業が工場を閉鎖して資金を引き上げることが中国側に察知された途端、全く知らない会社から訴えられました。内容は「売った商品の代金をもらっていない」と訴えられたのです。その金額も信じられないくらいの大金です。
中国の裁判所は民事訴訟法231条を直ぐに適用して「借金を抱えたまま帰国はさせない」と出国を差し止めました。つまり訴えられたお金を払う以外、帰国のすべはありません。

訴えられた会社とは取引は無いし、買った覚えもありません。全くのでっち上げのデタラメです。

中国の弁護士に頼んでも法外な費用請求をされるだけで、勝ち目はありません。日本の中国専門の弁護士に頼んでもダメです。日本の弁護士が勝ったなどあまり聞いたことがありません。

欧米の工場ならこんな国際人権規約に違反する世界でも類を見ない悪法に対しては毅然と中国を批判して、それぞれの自国の国が救ってくれます。中国も世界に報道されると中国に投資する企業がなくなりますので、直ぐに引っ込めます。

日本では外務省や領事館に相談に行ってもなかなか動いてくれません。

だから中国人は日本の工場を狙い撃ちします。
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ということだ。

新聞やテレビでは、あまり報じられていないが、
チャイナリスクが小さくないことは経済や事業とは関係ない仕事をしている私でも知っている。

県内の製造業がそういう状況を知らないとしたら、あまりにも情報不足(無知)だし
知っていてそういう方向に行くのなら、恐ろしく楽観的(お人好し)なのではと思うのだが・・・

北方領土

プーチン氏がロシア大統領に選出された。
投票日前に「日本との領土問題について交渉の用意がある」との発言が報道されていた。

北方領土問題は昨年NHK特集を見て以来、自分なりにずいぶん考えてきたが、
日本が四島にこだわる限り、ロシアの実効支配が続き、北方領土はひとかけらも取り戻せないだろう。

旧ソ連軍が占領してから66年の間にソ連人(ロシア人)が住み着いて既に3世代。
孫の世代が成人している。
今となってはその人たちにとってもあの島々が故郷だ。

将来日本が軍事力を持ち、中国のように「力の政治」をするなら、
住み着いたロシア人を追い出すなり殺戮するなりして領土奪還ができるかもしれない。
しかし日本人の精神性はそのような手段を取ることを許さないだろう。

平和的な解決を望むのなら、プーチンの言う「引き分け」は現実的な提案だと思う。
何しろ1956年の共同宣言さえ無視するという強い態度に出られていた時期もあったのだから。

感情論では領土問題は絶対に解決しない。
それは66年が過ぎてしまったことでも明らかだろう。

歯舞、色丹二島だけでも日本の領土と確定すれば、
島の面積は狭くても領海はぐんと広がって、水産資源、海底資源の面で得るものは非常に大きい。
ご高齢な元島民の方々も二島には自由に行かれるようになる。


尖閣に関連して中国は
「領土は歴史的経緯とか国際法上で正しいかなどは関係ない。領土とは力のある国が力で奪い取るものだ。」
と公言している。
チベットでも東トルキスタンでも南モンゴルも、その言葉通りに行動している。
そして毎年10%以上の軍事予算の伸び・・・。

そういう恐ろしい国が隣にいる以上、
まだまし(と私は思う)なロシアとは、問題解決できるなら先延ばしせずに進めるのがよいと思う。

話し合える環境を逃さず、1956年の合意を出発点にして、最低でも二島は取り戻す。
+αとしてどこまでできるか、交渉下手な日本だからあまり期待できないけれど、
四島を目指しつつ柔軟に妥協点を見つけて、前に進めて欲しい。

「引き分け」は、日本にとって満足な結果とはならないかもしれないが
少なくとも、今のままで更に30年40年と過ぎてしまうよりはずっとよいと、私は思う。