独占させないための特許(ノーベル賞受賞)

iPS細胞の山中伸弥教授がノーベル医学生理学賞を受賞した!

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iPS細胞は、あらゆる細胞に分化する能力を持つ万能細胞の一種。これを基に神経や肝臓、心臓などの細胞を作製し、病気や事故で機能を失った患者の臓器などに移植することで、難治疾患を治療する再生医療の実現が期待されている。

 山中氏は平成18(2006)年、マウスの皮膚細胞に4つの遺伝子を導入することで世界で初めてiPS細胞の作製に成功。19年には同じ手法でヒトの皮膚から作製することにも成功し、世界の第一人者として研究をリードしている。
産経ニュースより)
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素晴らしい! 快挙だ!!
昨日に続いて、今日もジャパンデー♪

夜のニュース番組で本人へのインタビューがあり、そこで特許についての話があった。

「特許の目的には二種類あって、
一つは、独占するための特許。
もう一つは、独占させないための特許

一企業が特許を取ることで独占して高額な特許料を設定してしまうと、
それ以外の研究者が技術開発を進めることが出来なくなる。
それを防ぐために京都大学がiPS細胞関係の特許を広く押さえる努力をしている。
それによって、世界中の研究チームが安心して研究に取り組める。」

iPS細胞の素晴らしさについては少し調べれば分かるので、ここでは述べないが
「これで金儲けをしよう」と思えば、たやすく巨万の富を築けるに違いない。

特許を取得するには、書類を整える等の少なからぬ労力と費用が掛かる。

独占するために、ではなく、独占させないために、特許を取る。
そして、みんなに使ってもらって、技術開発を進めて
一日でも早く、病気治療のための実用化を目指す。

聞いていて、何と日本人なのだろう、と感動した。

心優しくて正義感にあふれて高いモラルを持っている。

誇らしくて、胸が熱くなる、

他国の中には、こういう価値観をどうやっても理解できず
「馬鹿じゃないの?」とせせら笑う人達もいるだろう。
というか、理解できない人の方が多いのではと思う。

真の世界平和とは、軍事力を持たないとかいうことではなく
私たち日本人の心根を、今回のような機会に世界に知らしめることじゃないのかな?
と思う。

特例公債法案

2012年度予算では、その約半分を赤字国債で賄うことになっている。
その赤字国債を発行するためには、1年限りの特例公債法を毎年制定する必要がある。

しかし先の通常国会では予算案は成立したものの、
特例公債法案は審議が進まず成立していない。
その結果、既に予算執行が滞り、各方面で深刻な影響が広がっている。

国の各種施策が実施できない、
公務員は会議や打ち合わせなどの出張ができない。
地方交付税が来ない地方自治体でも施策が遅れたり、借金せざるをえなかったり。
公的機関から仕事を委託されている民間でも、金が来ないために仕事ができない。
しかし今年度受けた仕事は今年度中に完了させなくてはならず、
頭を抱えている所も少なくない。

ところが報道によれば、
「野田佳彦首相を年内の衆院解散に追い込もうと勢いづく自民党に対し、
野党の追及を恐れる民主党では臨時国会召集への慎重論に拍車が掛かった。」
時事通信10月5日
というのだ。

特例公債法案の審議はどうなっているのだ(怒)?

特例公債法の成立が遅れれば、
たとえば借金で賄っている自治体の利子負担がその分増えていき、
それは国民が負担することになる。

報道されるように
もしも民主党が野党の追及が怖いからと逃げて、
政権与党であることの最低限の責任さえ果たさないつもりなら、
とんでもないことだ。

野党とは堂々と国会の場で議論していけばいいはずだ。


国民生活のことを考えるなら、今、最優先しなければならないのは、
一日も早い特例公債法案の審議と成立だと思う。

民主党は、政権与党の自覚があるのなら
臨時国会を直ちに召集して
特例公債法案の審議を始めるべきだろう。


それにしても、この観点から臨時国会召集を促すマスメディアの報道が
現時点であまり見られないのは、何故だろう?