外交カード

人民解放軍による火器管制レーダー照射の問題。
チャイナ国防省は、
小野寺防衛大臣の発表から3日も経過した今日になって
ようやく公式見解を発表した。

「そのような事実はない、日本のでっち上げだ。」

あまりにも見え透いた嘘に笑ってしまう。

なぜなら、読売新聞の記事によると、
2月7日の段階では「何をガタガタ騒いでいるんだ?」という論調だったのだ。

引用----------
中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報は7日、
事態警告のための火器管制レーダー照射の例は少なくない」との識者の意見を掲載し、
照射は中国艦艇に対する自衛隊の「深刻な挑発」が原因だとの見方を示した。
(中略)
日本政府が「国際社会のルール違反」と批判するレーダー照射について、
中国側は「通常のオペレーション」(チャイナデイリー)だと矮小(わいしょう)化し、
日本が過剰に反応しているとの構図を作り出そうとしているようだ。
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国際常識として矮小化が不可能と悟ったため
今度は「やっていない」とシラを切ることにしたらしい。
上からの命令だと言えば国際的な非難囂々だし
現場が勝手にやったと言えば、該当者を処罰しなければならず
国内で猛反発を招く。
彼らにとっての最善の選択が「シラを切る」ことだというわけだ。

こういう事態を予見して、
我らが防衛省は6日も掛けてしっかりデータを解析したのだ。
客観的なデータ、動かぬ証拠に基づいての公表である。
即座にチャイナの嘘を暴くことも容易だが、
当面はそんな必要はないのでは、と思う。

こちらが弱みを握り、外交カードを手に入れたのだから。

素晴らしい!!


ところで環球時報が言う
「事態警告のための火器管制レーダー照射の例は少なくない」
のは、どうも事実らしい。

3年ほど前から複数回、
チャイナの艦船から火器管制レーダーが自衛隊艦船に照射されたことがあったそうだ。
それを当時の民主党官邸は、「日中関係への配慮」から公表しなかった。
複数の報道機関や専門家がそう伝えている。

チャイナは3年間公表されずにきて、日本をなめきっていたのだろう。
今回、事態が表に出て、泡食ったのに違いない。
公式声明まで3日もかかったといううろたえぶりが
半端ではない(笑)。

なお国会答弁で
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民主党政権時代も同様の照射があったかどうかについて、
小野寺五典防衛相は
「首相にまで報告の上、公表の必要があると判断された今回のような事案は発生していない」と述べた。
ただ、事実関係については明言を避けた。」
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非常に賢い答弁だと思う。
今さら前政権時代のひどさを批判したところで
外国からは「内輪での足の引っ張り合い」にしか見えないだろう。
それに
「公表の必要があると判断された事案は発生していない」
のは事実だから。
その判断が売国奴的だということは別にして(苦笑)。


今回のことで、ますます
日本はこれまでとは違うぞ!
ということが、諸外国にも広く認識されただろうと思う。

頼もしいぞ、安倍政権♪