男性の育児参加について

2月14日の記事では大きく二つの事を述べた。

一つは
制度上、出産後に保育に欠ける状態が生じるという切実な問題があって
それを解消することこそが
育児休業制度の最大の目的であったこと。

もう一つは
理想的な(最高の)子育てとは
「三歳までは母だけの手で」では決してないこと。

母だけではないなら、まず誰が登場するか。
言うまでもなく父である。
子供に一番近い存在であり一番責任ある立場だからだ。

長男が生まれたとき、夫とは別居中だった。
別に夫婦仲がやばかったからではない。
そうではなくて、
長野県に住んでいたときに見つかった私の仕事が宮城県で
2歳の長女と子連れ赴任し、夫を置き去りにすることになったのだ。
(この時、迷う私の背中を強く押して、送り出してくれたのが、夫である。)

500km離れて、片道8時間もかかる道のりを
3週間か1ヶ月ごとに、夫が通ってきた。
来ている間は炊事以外の家事を受け持ち、子供達の保育所への送迎もしてくれた。

夫は当然のこととして、全力で育児に協力してくれた。

次男が生まれたときには同居が実現していたから
長男の時とは比べものにならないほど多くの時間と労力を
夫は育児に投入してくれた。

満一歳の検診にも夫が連れて行った。
すると市の職員の方が
「これこそ男女共同参画だ!」と感激して写真を撮り
それが市の広報の表紙を飾ったこともある。

イクメンなどという言葉が出現するずっと前から
子育ては両親の共同作業であると考えて実行していた男性はいたのである。


子育ては長期戦である。
誕生直後からの育児休暇はそのほんの入り口に過ぎない。
保育所に預けるようになり、小学校に上がってからも
病気になったり行事があったりで
次々に仕事を休む必要が出てくる。
私も有休が足りなくならないか、ヒヤヒヤだった時期もあった。

そうしたとき男性も休みを取りやすい環境を作る取り組みは
女性が働き続けるために
これからも強めていく必要があるだろう。
男性の育休取得率が低いことにばかり拘るのも、どうかなぁと思う。

そもそも非正規雇用などで有休も満足に取れない職場もある。
国会議員の仕事とは、
そうした職場の労働環境を少しでも良くするための
法整備や制度を作ることのはず。

子供が生まれま~す!
だから僕も育休を取りま~す!

口先だけでイクメンを気取った国会議員の浅薄さは
腹立たしく気持ち悪い。