オバマ氏の広島訪問と米国政府のビビリ過ぎ

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いよいよ伊勢志摩サミットが目前となった。
サミット終了後の5月27日にオバマ米国大統領が
被爆地広島を訪問する。
訪問するというなら構わないのだが
これに関連するアメリカ政府の動きが、とても見苦しい。

スーザンライスが「謝罪なんかしないからねっ!」
とわざわざ記者会見で発言した。
ことさら強調するようなことだろうか?
品位を疑った。

ところがさらに呆れたことに
アメリカ政府の要請で米元軍人(捕虜経験者)が同行することになった。

産経新聞 5月22日
元米捕虜も同行へ、被爆者と対面も 米政府の打診受け、「前向きなステップ」
 元米兵捕虜らでつくる退役軍人団体「全米バターン・コレヒドール防衛兵の会」のトンプソン会長は21日、米テキサス州サンアントニオで、オバマ米大統領の広島訪問に同会の元捕虜の一人が同行すると明らかにした。米政府から打診を受けたという。
 トンプソン氏によると、同行するのはコネティカット州のダニエル・クローリーさん(94)。会長は21日に同団体が行った記者会見で、元捕虜と広島の被爆者が会う可能性を念頭に「(戦争の)犠牲者同士が対面する必要がある」とし、「前向きなステップと捉えている」と評価した。
 米政府は元捕虜を同行させることで、犠牲者は日本だけではないということを内外に強調する狙いもあるとみられる。(共同)
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元捕虜は軍人であり、やるかやられるかの戦闘行為の中で捕虜となった。
これに対して、広島で被爆した女性や子供や老人といった民間人(非戦闘員)は
無抵抗無警戒の状況で一方的にやられたのであり
明らかな戦争犯罪(国際法違反)の犠牲者である。
「どちらも戦争の犠牲者」だと、同列に扱うなどとんでもないことだ。
更に言わせてもらうと、米軍の中には「捕虜を取らない」方針の部隊もあったという。
捕虜を取らない、つまり投降した日本兵をその場で殺してしまったということ。
言うまでもなく、これもまた国際法違反である。
捕虜にしてもらって90歳以上まで長生きできていて、どこが犠牲者だ。


一連のアメリカ政府の動きは、何かに怯えているとしか思えない。
米国内の世論に配慮してとの解説もあるが、それだけではない。
はっきり言えば「日本人の復讐」にビビッている。

米国は全く言い訳のできない非人道的なことをした。
逆の立場であれば、自分達なら何があっても復讐心に燃えるだろう。
だからどんなに正当化してみても、内心ではその罪を自覚している。

世界のほとんどの国では
謝罪=賠償である。
謝罪するということは「自分が悪かった」と認めることであり
それは「物質的に」償わなければならない。
0か100か、白か黒か、の世界である。

これに対して、日本人の感覚では謝罪は許しとセットであり
賠償に直結するものではない。
程度の差があっても双方に悪かった部分があるとして
精神的な和解を実現しようと努める。
白黒をはっきりつけずに争いを水に流すのである。

「謝らない、謝らないからね!」
「こっちだって酷い目にあったんだぞ!」
(謝ったら次は賠償を要求されるのでは)

そうビビりまくるアメリカは、まだ日本が分かっていないのだろう。
少なくとも現アメリカ政権中枢が日本を理解できていないことは明らかだ。
彼らの「猜疑心」が完全に払拭されることはないだろう。
誰でも自分の価値観を基準に他者を判断するし
民族や国の歴史によって形作られた精神性はそうそう変わるものでは無いからだ。

ただ、自分達とは異なる価値観の国・民族があり
そこに見習うべきことが多々あるのだと
いい加減に気付いても良い頃だと思うのだが。