ジェームズ・マティス国防長官

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2月3日、アメリカのジェームズ・マティス国防長官が来日した。
トランプ政権の閣僚の中で最初の来日だ。

海兵隊出身の国防長官は米国初。
あだ名が「マッド・ドッグ」と言われれば好戦的な人物を思い浮かべるが
実際はそうではなく、尊敬を集める「知将」だという。

「アフガンにはベールを着けないという理由で5年間も女性をたたく男がいる。そういうやつらを撃つのはとても楽しい」
「礼儀正しく、プロであれ。だが、会う人は誰でも殺す計画を立てておけ」
といった発言が問題視されたのは
まさにポリティカル・コレクトネスの所以だと思う。
ポリコレの権化であるオバマ大統領とそりが合わなかったのも頷ける。

一方トランプ大統領は率直な発言を好む。
11月の安倍・トランプ会談で意気投合した理由の一つが
安倍総理の率直で分かりやすい話し方(米語)をトランプ氏が気に入ったからだと
青山繁晴氏が虎8で話していた。

拷問よりもタバコと酒の方が効果的だという発言からは
敵といえども同じ人間だというマティス氏の信念が伺える。

マティス氏は独身で子供もいないと知り
軍人という、いつ死んでもおかしくない職業だからかと思った。
いや、それより「いつでも憂い無く死ねるように生きている。」
という方が正確かもしれない。

そのようなマティス氏を信頼し国防長官に任命したトランプ大統領。
マティス氏の発言に不快感を抱き、予定より半年早く中央軍司令官を解任したオバマ前大統領。
人を見る目、有能な人物を活用する能力でも
トランプ氏はオバマ氏よりは上のようだ。


2017年2月2日 産経新聞
【トランプ大統領始動】
マッド・ドッグがやってくる!! 日米同盟の命運握るマティス国防長官、日本政府は安定感に期待

 米国のマティス国防長官が3日、トランプ政権の閣僚として初めて来日し、安倍晋三首相らと会談する。「マッド・ドッグ(狂犬)」の異名を持つ一方、トランプ大統領が「将軍の中の将軍」と称賛するマティス氏。日本政府は豊富な経験と安定した安全保障政策に期待を寄せる。米新政権が予測不能な中で、「マッド・ドッグ」の一言一句が注目される。
 マティス氏は韓国訪問後、3日午後に来日する。安倍首相と会談し、4日には稲田朋美防衛相との会談に臨む。米戦略を左右するキーマンだけに、日本政府はマティス氏の人物像分析に全力を挙げてきた。
 「『マッド・ドッグ』の意味は、一度も負けたことがないということなんだ」
 トランプ氏は1月28日深夜の日米首脳の電話会談で、挨拶もそこそこに「いち早くマッド・ドッグを日本に送ることには非常に意味がある」と話を向けた。
 米政権内では国家安全保障担当のフリン米大統領補佐官との間で、対テロ政策をめぐる主導権争いが取り沙汰される。だが、電話会談同席者は「トランプ氏が厚く信頼している感じが印象的だった」と振り返る。
 同盟の重視、中国への警戒、北朝鮮をにらんだミサイル防衛の強化-。1月12日に行われた米上院軍事委員会公聴会でのマティス氏の発言は伝統的な米共和党の政策が並び、安倍政権を安堵させた。ただ、政府関係者は「公聴会の発言は事務方が用意した内容を尊重したと伝え聞いた。今後どうなるか分からない」と漏らす。マティス氏は同盟国に「義務の履行」や「応分の負担」を求めており、在日米軍駐留経費や防衛費増を求める可能性も否定できない。
 共和、民主両党議員らと会談を重ねた外務省幹部は「悪く言う人は一人もいない」と語る。退役後7年間は軍人の国防長官就任を禁止する規定の特例に反対した議員ですらマティス氏への尊敬を口にしたという。
 自衛隊内では、現役軍人時代の明晰さでマティス氏の名前は記憶されている
 10年ほど前、米軍では統合作戦構想「効果重視作戦(EBO)」が主流となり、日米合同演習でも用いられた。空爆主体で敵の急所を攻撃する構想だが、拠点制圧を軽視しており柔軟性に欠くとの批判が絶えなかった。当時の陸自幹部は「米軍が何をやろうとしているか分からないという不満が募っていた」と語る。
 混乱に終止符を打ったのが、2008年当時統合戦力軍司令官のマティス氏だった。EBOの使用を一切禁止し、批判論文も発表した。防衛省幹部はマティス論文について「現場での戦闘経験と学者並みの知識が融合しなければ決して書けない内容だ」と舌を巻く
 「最高の友で最悪の敵」
 マティス氏は現役時代、自ら率いた第1海兵師団のモットーを好んで用いた。味方として戦えば頼もしいが、敵に回せばやっかいな存在という意味だ。トランプ政権は日本にとって最高の友となるか。マティス氏の来日は試金石となる。(杉本康士、石鍋圭)
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2017年2月2日
【トランプ大統領始動】
“戦う修道士”マティス米国防長官 「礼儀正しく、プロであれ。だが、会う人は誰でも殺す計画を立てておけ」

 マティス米国防長官には「マッド・ドッグ」(狂犬)のほかに、もう1つ愛称がある。「ウォリアー・モンク」(戦う修道士)。独身で禁欲的な戦略家というイメージが浮かぶ。
 閣僚候補を品定めしていたトランプ氏は昨年11月、テロ容疑者への尋問手法「水責め」をどう思うかとマティス氏に聞いた。
 「有効だとは思いません。たばこ1箱とビール2本があれば拷問より良い結果が得られます
 トランプ氏には、持論を否定した回答が驚きだった。オバマ前大統領との間では、その率直な物言いが軋轢(あつれき)を生んだ。2010年8月、イラクやアフガニスタンの作戦を統括する中央軍司令官に就いたばかりのマティス氏に最優先課題を尋ねたときのことだ。
 「第1にイラン、第2にイラン、第3にイランです」。予定より半年早く任を解かれたのは、外交を重視するオバマ氏の不快感が原因だという。
 「アフガンにはベールを着けないという理由で5年間も女性をたたく男がいる。そういうやつらを撃つのはとても楽しい」「礼儀正しく、プロであれ。だが、会う人は誰でも殺す計画を立てておけ」
 指揮官として発した言葉から「狂犬」だと誤解されるが、米軍関係者は精強な部隊を作ることが犠牲を防ぐという信念に基づく発言だと理解している。
 戦史や哲学など約7000冊の蔵書を持ち、古代ローマ皇帝マルクス・アウレリウスの「自省録」を持ち歩いた。部下にも読書を通じて歴史から教訓を学ぶよう勧めた。
 「武器を使う前に頭脳を使え」。第1海兵師団を率いた03年のイラク開戦の直前には、サダム・フセイン体制下で苦しめられたイラク国民への同情を忘れないよう、こう呼びかけた。(ワシントン 加納宏幸)
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