報道への疑問

シリア情勢について。

シリア政府が自国民への暴力を止めるように
国連安全保障理事会でのシリア非難決議に対して、ロシアと中国が拒否権を行使した。

ロシアが拒否権を行使した理由は明らかで、
シリアに武器を輸出し、シリア国内に軍の基地も構えているという親密さからだ。

では中国が拒否権を行使した理由は?

今日のNHKニュースでは、ロシア対アメリカという構図だけを詳細に解説していたが
中国については一言も触れなかった。

私は中国とシリアの関係について知らないが、次のことは分かる。

この決議、自国民への暴力を止めろ、という決議は
チベット、ウィグルでの残忍な自国民弾圧を継続している中国として
到底受け入れられないはずのものだ。

この半年で僅かながら世界の様々な歴史や政治情勢を勉強したおかげで
テレビ、新聞の報道がある種のフィルターを通していて
必ずしも公正・正確ではないのだと分かるようになった。

シリア情勢でアサド大統領を非難するのに
チベットやウィグル情勢には触れようとしない。
中国に遠慮をしているとしか思えない。


経済情勢について。

2011年の貿易収支が赤字になったことについて、
NHKでは「赤字への転落」と報じた。
数日後の経済面でA新聞は累積黒字が大幅に減少したと報じた。

そうして、どちらも
「日本経済は危ない、やばい、このままでは終わりだ、何とかしなければ。」
と悲観的というか不安を煽るような解説をしていた。

ちょっと待ってくれ!

東日本大震災とタイの洪水被害の影響は甚大だったはず。
それでも単年度貿易収支が黒字だったとしたら、そっちの方が驚きだ。
日本経済が構造的に根本からおかしいからこうなったわけではない。

自然災害によるダメージを修復して、損害を取り戻すのは大変かもしれない。
だからなおさら、希望が持てるような、自分たちの力を信じられるような
記事を書けないのだろうか?

同じことでも様々に解釈が出来る場合、
どうも我が国の報道は
国民が自信を失うように失うようにと誘導している気がする。


インターネットのおかげで、
マスコミには出てこない情報や知識を得られることはありがたい。
でも、そうやって国民が物知りになると困る人達がきっといるのだろう。
マスコミ報道を鵜呑みにするのは、絶対に止めよう。

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