ぼくらの祖国

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青山繁晴氏の「ぼくらの祖国」を読んだ。

本書の単行本は2011年末に発行されていたが、まだ読んでいなかった。
新書版が出た機会に注文し、昨日届いたのを読んだ。

書き出しは
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きみは祖国を知っているか。
あなたは祖国を知っていますか。
ぼくは知らなかった。
なぜか。
日本の学校では教えないからだ。日本の大人も、語らないからだ。
きみも、あなたも、ぼくもみんな日本国民だ。だけど日本をそこく、祖国として考えたこと、はっきり祖国として意識したことが、どれほどあるだろうか。
(中略)
祖国とは何だろう。
祖の国とは、ぼくらの親のそのまた親の、そのまたまた親の遙か彼方から、ずっーと続いてきた、大きな、奥ゆきの深い家のことであり、それがなければ、ぼくたちは、いなかった。
この祖国が滅びずに続いてきたからこそ、ぼくらは互いのきもちを同じ言葉で伝えることができる。絵や音楽や文学という文化も、祖国によってしっかりした共通の根を持つから、きもちを自由自在に表すことができる。
ぼくたちが、この大地に足を踏みしめて生きることの土台が、祖国なのだ。 
ーーーーー

中学生の頃から40歳頃まで、
自分はたまたま日本に生まれ日本人として生きている、
それだけのことだと思っていた。
君が代、日の丸は好きではなかった。
好きな人はそれでいいけれど、嫌いな人に押しつけることはないだろう。
だから君が代斉唱の場面でも、起立はするが歌わなかった。

ただ、日本人が世界で活躍する姿は、素直に嬉しくて誇らしいと思っていた。
同じ市内や町内の人が頑張っているのを知れば、自然に応援したくなる。
知人友人ならなおさら、家族であれば言うまでもない。

日本は悪いことをした国だけれど、それでも何と言っても、私が生まれて住んでいる国なのだから
やっぱり嫌いにはなれないよね。
それが私の祖国への思いだった。
50代後半になってようやく目覚めて、
「日本は悪いことをした国だけれど」という枕詞が取れて
本当に晴れ晴れとした心持ちになった。
真の意味で祖国を取り戻したと言えるかもしれない。


さて、本書では硫黄島のことが一番心に響いた。
そこで何があったのか、ほとんど何も知らなかったからだ。

硫黄島の戦いにおける最高指揮官の栗林忠道中将は二つの事を命じた。

自決をしてはならぬ。
万歳突撃をしてはならぬ。

反発する将兵に、その理由を丁寧に説明した。

おまえたち、アメリカ軍がなぜ硫黄島を取ると思うか。
大本営は日本の港や工場を爆撃したいからと言っているけれども、アメリカは本当はもう日本の港や工場に関心は薄いぞ。
そうではなく、爆撃の目的はもはや本土で女と子供を殺すことだ。女と子供を殺す、すなわち民族を根絶やしにされると日本に恐れさせて降伏に導くのが、アメリカ軍が硫黄島を取る本当の理由である。
だから今から穴を掘ろう、穴を掘って立てこもって、やがて、みな死ぬ。
しかし穴を掘って立てこもったら一日戦いを引き延ばせるかもしれない、最後は負けても、一日引き延ばしたら爆撃が一日、遅れて一日分、本土で女と子供が生き延びる、二日延ばしたら二日分、本土で女と子供が生き残る。そこから祖国は甦る。
だから穴を掘ろう。

そして二万一千人の将兵は、
ろくな道具もないのに
地中の気温が70度にもなる火山島に網の目のように穴を掘り、
立てこもった。
彼らはひとり残らず、ただ人のために、公のために、子々孫々のために、祖国のために、それだけが目的で掘ったのだ。


先人達が命をかけてこの国を滅亡から救ってくれたということを
具体的な言葉で強烈に突きつけられたと思った。
分かっているつもりで、本当にはまだ分かっていなかった。

靖国神社への参拝に「言いがかり」を付けてくる
いくつかの他国とそれを煽る反日日本人達に
猛烈に腹が立っている。
安倍総理の談話にも日本国を貶める勢力からの圧力が強いらしい。

本書に励まされるように、先ほど官邸に以下のメールを送った。

戦後70年談話
一度戦争に負けたからといって、70年経っても謝らなくてはいけないなんて、異常です。
損得で言いつのる近隣2カ国の機嫌取りはもう止めましょう。日本国民が日本人としての誇りを取り戻すこと、戦後レジームからの脱却が、最優先されるべき時です。
後退してはいけません。心ある国民を失望させてはいけません。踏みとどまって下さい。
もう「謝罪」はしないで下さい。日本国が悪者だったと、目先の損得で認めてはダメです。損得ではなく善悪に基づいて信念を持って行動すれば、たとえ時間は掛かっても必ず理解されます。絶対に安倍政権は倒れません、倒しません。
ここが踏ん張りどころです。安倍総理だけが出来ることです。未来への歩みを進めましょう!

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