驕れる白人と闘うための日本近代史

人気ブログランキングに参加しています。
↓ 応援のクリックをお願いします!



DSCN0297s.jpg
驕れる白人と闘うための日本近代史 松原久子著 田中敏訳 文春文庫

この本を知ったのは川口マーン恵美氏の著書でだった。
「奴隷(slave)の語源はスラブ人(Slav)で、中世に多くのスラブ人が奴隷にされたことからだ」
と紹介されていて、衝撃と興味を持った。

私を含めて日本人には白人コンプレックスが根強い。
大東亜戦争で敗北したこと、
それ以前に明治維新では西洋に追いつけ追い越せと富国強兵に励んだことなど
西洋は昔からずっと、
私達よりも進んだ高度な文明国で有り続けたのだと思い込んでいた。

しかし、中世までのヨーロッパは寒くて貧しい地域だった。
いわれてみれば、温暖で食べ物に困らない地域が豊かであり
その豊かさが文明を育むのは当たり前のこと。
しかし歴史を知らなければ
現在の力関係がずっと前から続いている絶対的なものだと思ってしまう。

私達が白人に劣等感を抱くのと同じ理由で
白人は有色人種に対する絶対的な優越感を抱いている。。
本書では、そのような劣等感や優越感がばかげていることを
我が国の歴史の中の事実によって指摘してくれる。

江戸時代の日本は、平穏で清潔で格差の小さい豊かな国だった。
平和で豊かであったから、高度な文化が花開いていたし
飛脚や両替商など、明治期の郵便制度や銀行の下地となるシステムが
既に整っていた。
そのような潜在能力があったからこそ、列強による植民地支配を免れ
速やかな近代化を成し遂げることができた。

一方、北の貧しい国々が大航海時代に南方へと進出して何をしたか?
貧しさ故に貪欲になり残虐になり、その背景にはキリスト教があった。

本書で唯一不満な点は
大東亜戦争に対する贖罪意識が垣間見えること。
著者は「南京大虐殺」と記述している。
しかし「南京大虐殺」がチャイナの捏造プロパガンダであると
一般にも知られるようになったのは
ここ10年ほどのこと。
本書が書かれた時点で「南京大虐殺」が事実と思っていたとしても
著者を責めることはできないと思う。

「日本人の誇り」と同様に
ブックオフで仕入れて、数名の方に差し上げた^^

DSCN0299s1.jpg

DSCN0299s2.jpg

DSCN0300s.jpg

コメント

非公開コメント