石原慎太郎氏に欠けているもの

人気ブログランキングに参加しています。
↓ 一日一回、応援のクリックをお願いします!


IMG_3632s.jpg

先日の東京都知事選の終盤に
増田寛也候補を応援する会合で石原慎太郎氏が小池百合子氏を
「大年増の厚化粧」と罵ったことが報じられた。

2016.7.27 産経新聞
【東京都知事選】
鳥越俊太郎氏は「売国奴だ、こいつは」 小池百合子氏は「あの人は嘘つき」…石原慎太郎元知事バッサリ 長男・伸晃氏には「苦労している」
 石原慎太郎元東京都知事が26日、自民党都連が党本部で開いた会合に出席し、都知事選(31日投開票)に立候補しているジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)=民進、共産、社民、生活推薦=について「売国奴」、小池百合子元防衛相(64)についても「嘘つき」「大年増の厚化粧」と述べ、激しく批判した。
 かつて自民党で長く国会議員を務めた石原氏は、都知事を辞任後、日本維新の会などで衆院議員を務めた。久々に“古巣”を訪れたのは、自民、公明、日本のこころ各党が推薦する増田寛也元総務相(64)の応援のためだった。
 石原氏はまず、鳥越氏について「売国奴だ、こいつは」と断言。中国に尖閣諸島(沖縄県石垣市)を攻め込まれた場合の対応をめぐり、鳥越氏が過去に「自衛隊が出動したら人が死ぬ。そんなことだったら尖閣なんか中国にくれてやったらいい」と発言したとして、「こんなばかなことを言うやつが東京を代表したり日本人を代表しておこがましいことができるか」と怒りをあらわにした。
 矛先は小池氏にも向けられた。「もう一人、大年増の厚化粧がいる。あの人は嘘つきだ」と言い放った。また、小池氏が石原氏に都知事選出馬を促されたと発言しているとして「全くそんな覚えはない。虚言癖で困ったものだ」と否定した。
 会合には、自身の長男で都連会長の石原伸晃経済再生担当相も出席。慎太郎氏は、小池氏が都連執行部に無断で出馬表明した経緯を念頭に「そこに私の息子がいて苦労している」と述べ、ねぎらう場面もあった。
ーーーーーー

石原氏は83歳、小池百合子氏は64歳だ。
20歳も年下の女性に対して「大年増とはよく言うよ」と思った。
滑舌も悪くなったよぼよぼの爺さんに言われたくないと、小池氏も思ったのではないか?
しかも小池氏のメイクは、特段あげつらわれるほど厚くもなければ変でもない。
女性の目から見て、まあ普通のメイクである。

小池氏の政策や政治家としての姿勢ではなく年齢や外見を腐したこの発言は
多くの女性有権者の顰蹙を買い
票が小池氏へと流れる「効果」をもたらしたようだ。

7月23日の記事で石原氏のコラムを紹介したように
石原氏の国家観には共感するところが多い。
歴史に関する話も興味深くて学ぶものが多い。
しかし、どうしても好きになれない。

目覚める前は、とんでもない右翼・国粋主義者と思って、文句なしに嫌いだった。
目覚めてからは、まともなことを言っているのだと認識を変えた。
それでもやっぱり好きではない。

傲慢で他者を見下しているのが分かるからだ。
特に女性蔑視。
あの世代の、社会的に偉くなった男性にありがちな男尊女卑があからさまだ。
4人の子供が全て男だったことが、それに拍車を掛けたのかもしれない。
もし娘がいれば
男女差だけで個人の能力が決まるわけではないという
当たり前のことに気付くチャンスもあっただろうに。

石原慎太郎氏に欠けているものは
先入観無しに他者に接して、そのよい部分を見つけようという姿勢だ。
頭の切れる人間は、周りが皆馬鹿に見えて尊大になるが
それでは結局は誰も付いてこなくなる。
太陽の党から始まった新党作りが成功とは呼べない結果に終わったのは
石原慎太郎氏の「人徳の無さのせい」と言ったら言い過ぎだろうか?


今回の都知事選で、小池百合子氏を大っ嫌いな男性がぱらぱらといることが分かった。
女を武器に着飾って立ち回って何の実績もない、とか
クールビズなんて省エネルックの単なる焼き直しだ、とか何とか。
彼らの心の中には
「女は馬鹿のはず」「女にだけは負けたくない」
というくだらない自尊心が巣くっていて
才色兼備の女ほど気にくわないものは無いのだろう。

そういう人には、是非以下の記事を読んでもらいたいものだ。
いくら嫌いでも、才色兼備の優れた政治家として実績を上げてきた事実を否定はできないはずだ。


2016.8.2 産経新聞
【産経抄】
鳥越俊太郎氏が太刀打ちできる相手ではない。戦い上手はわかった。次の手は? 
 東京都知事選で圧勝した小池百合子氏は、尊敬する人物として、エジプトのサダト元大統領を挙げている。小池氏は、1971年から76年まで、カイロ大学に留学していた。
 ▼日本からやって来る政治家や経済団体が中東の要人と会見する際、アラビア語の通訳として駆り出されることも多かった。サダト大統領とも官邸で、何度も顔を合わせている。
 ▼73年の第4次中東戦争でイスラエルと戦ったサダト大統領は、4年後に「敵国」を電撃訪問して、世界を驚かせた。カーター米大統領、ベギン・イスラエル首相と「キャンプデービッド合意」を締結して、ノーベル平和賞も受賞している。しかし、81年10月、イスラム原理主義者の凶弾に倒れた。
 ▼小池氏は、平成17(2005)年の郵政選挙で、真っ先に「刺客」の名乗りを上げた。防衛相時代は、事務次官と刺し違えるようにして辞任している。政治家としての経歴を振り返ると、まさに怖いもの知らずの一言に尽きる。その原点にあるのは、文字通り命がけで闘っている、中東の政治家たちの姿であろう。
 ▼「先出しじゃんけん」と呼ばれる奇襲攻撃を仕掛けた、今回の都知事選もしかりである。「今日は薄化粧で来ました」。増田寛也候補を応援する石原慎太郎氏の「厚化粧」発言を、街頭演説で鮮やかに切り返して、女性票を上積みした。まして、週刊誌の女性問題報道にうろたえる鳥越俊太郎候補が、太刀打ちできる相手ではなかった。
 ▼戦い上手はわかった。今後は敵視してきた都議会と協力して、政策課題に取り組み、東京五輪を成功に導く仕事が待っている。戦争で英雄になるより、粘り強く交渉を重ねて和平を実現する方がはるかに難しい。小池氏は、百も承知のはずである。

コメント

非公開コメント