アメリカ側から見た東京裁判史観の虚妄

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アメリカ側から見た東京裁判史観の虚妄
江崎道朗 著、祥伝社新書 2016年

帯:日本だけが悪いのか!
いまアメリカで進む歴史観の転換
アメリカを侵食したコミンテルンの魔手
「ヴェノナ文書」が明かした日米開戦の真実
日本も、ルーズヴェルトも、嵌められた!
ーーーーー

東京裁判は戦勝国が事後法によって敗戦国を一方的に断罪した復讐劇だった。
実際、戦時国際法に反する行為は戦勝国側にも多く存在したにもかかわらず
それらは一切問われなかった。

ところが、東京裁判の不当性のみならず
大東亜戦争自体が日本の責任と言うよりは
「ルーズヴェルト政権の内部に入り込んでいたソ連のスパイが対日戦争を誘導したもので
戦争責任はソ連とルーズヴェルトにある。」
とする主張がアメリカの保守派の中で広がっているという。

1995年に公開された「ヴェノナ文書」は当時のソ連の工作に関する
米国政府の調査結果(公文書)である。
この文書により日米戦争を画策したソ連の工作が証明された。

本書は「ヴェノナ文書」およびアメリカ国内での研究を元に
大東亜戦争開戦への道筋からGHQによる占領政策に至るまで
共産主義ソ連の工作がどのようなものであったのかを
日本の立場で明快に描き出したものである。

コミンテルン(共産主義者達)は「ソ連」防衛にとって日独が最大の脅威であると見なし
・共産主義はデモクラシーの最も進んだ形であり
・ファシズムこそがデモクラシーの最大の敵である
という詭弁で、アメリカ世論及びルーズヴェルト政権を反日独へと誘導していった。

当時のアメリカでは共産主義ソ連への警戒心が薄かった。
一方、日本外務省はと言えば、アメリカでの反日活動の背後にアメリカ共産党・コミンテルンの暗躍があることを正確に分析していた。(160頁)
若杉要ニューヨーク総領事が情勢を的確に把握し、本国に報告していたのだ。

本書の目次
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田母神論文問題を覚えているだろうか?

2008年、自衛隊航空幕僚長だった田母神俊雄氏が
政府見解に反する論文を発表し、更迭された。
論文の核となるのは
「日米戦争はフランクリン・ルーズベルトによる策略であった」ということ。

メディアも政府見解も
「コミンテルンによる陰謀論などとんでもない妄想」というもので
まだ目覚めていなかった私も
自衛隊の指揮官がそういう偏った人だったのかと
憤りと驚きを感じた記憶がある。

その後目覚めて自分でも勉強をした結果
実は田母神論文は正しく政府見解の方が間違っていることが分かった。

「ヴェノナ文書」の公開は1995年。
2008年段階で田母神氏周辺の専門家の間では
「日米戦争はコミンテルンに食い込まれたフランクリン・ルーズベルトによる策略であった」
ということは常識だったと推測される。
それを専門家だけでなく一般の日本国民にも知らせることが
田母神氏が論文を書いた目的だったのではないだろうか。

我が国ではアメリカにも多様な意見があることがまだあまり知られていない。
アメリカ国内の保守派による東京裁判史観の見直しは
私達が日本を取り戻すための強い味方である。

本書に詳述されたコミンテルンの工作手法、即ち
・論理のすり替え
・レッテル貼り
・嘘や捏造を多用
は、今現在の日本でも行われていることに気付く。
(何でもかんでもヘイトヘイトなど)

これは過去の話ではなく、現在進行形の話でもある。
是非是非、読んで頂きたい一冊だ。

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