「はだしのゲン」問題の報道について

漫画『はだしのゲン』(中沢啓治作)が松江市の小中学校図書室で閲覧制限されていることについて
表現の自由や子供の知る権利を侵すものだとの批判が、いくつもの報道機関でなされている。

最初に指摘したいことは、
これは「表現の自由」の問題ではなく
小中学生(6歳から15歳の子供達)が読むのにふさわしいのか否かの問題
だということである。

この作品は単行本の第4巻までの部分は少年ジャンプに掲載され、
少年ジャンプでの連載が打ち切りになった後(第5巻以降)は
特定の思想を持つ成人を読者とする雑誌に掲載された。

具体的な掲載誌は以下の通りである。
1973年 - 1974年 - 週刊少年ジャンプ
1975年 - 1976年 - 市民(左派系オピニオン雑誌)
1977年 - 1980年 - 文化評論(日本共産党機関誌)
1982年 - 1985年 - 教育評論(日教組機関紙)

松江市教育委員会が「描写が過激であるため小中学生の自由閲覧に適しない」
と判断した部分は、第五巻以降、つまり成人向けに描かれた部分に含まれる。

それは例えばこのような場面である。


エログロな描写である。
成人向けに描かれ、子供が見るという配慮がなされなかったのだろうから
当然と言えば当然だ。

そして母親の立場として、自分の子供達が小中学生の時には
このようなものは絶対に読ませたくない。
仮に読ませたい親御さんがいるなら、自分で買って親の責任で読ませるのは自由だ。
別に学校の図書室で自由に読めなくたって、子供の「知る権利」は保証されている。

ところが、報道においては「表現の自由・知る権利」の問題だという。

もう一度強調するが、学校の図書室に置くのか否か
自由閲覧にするのか否かは
表現の自由とは全く関係ない。
子供達に読ませることが教育上適しているかどうか、だけのことなのだ。
書籍でも映画でもゲームでも、年齢制限が行われている。
それと同じことだ。

また「表現が過激だと言われている」と報じたNHKは
いくつかの描写を映像で流したが、
それは原爆投下に関連する場面のみで
上に例として示したような、強姦・虐殺場面は流さなかった。

そのような報道では、松江市教育委員会が原爆関連の描写を過激と判断したかのような
誤った印象を視聴者に与えるのでは無いだろうか?

いずれにしても、目にするほとんどのテレビ・新聞が
松江市教育委員会の閲覧制限を批判している。

今回のことで、私も色々と調べた結果
漫画「はだしのゲン」は小中学校の図書室に置くこと自体
ふさわしくないと思う。
エログロな描写もさることながら
史実を装いながら、
後半は反日的な思想に基づく主張とフィクションが満載だからだ。

全国の小中学校で
もし「はだしのゲン」を自由閲覧にしているのなら
松江市に続いて見直しをして欲しいと思う。
特に小学校では一刻も早く検討し、是非撤去すべきではないだろうか。

最後に、数少ないまともな報道として、次の記事は参考になると思う。
【阿比留瑠比の極言御免】「はだしのゲン」はどんな本か

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