華夷思想

昨夜のBSフジプライムニュースのゲストの一人は山内昌之氏だった。
山内氏の話はとても興味深くて引き込まれる。
後半のチャイナ関係の話で、「華夷思想(かいしそう)」という言葉が出た。
中華思想というのはよく聞くが、本来は華夷思想と言うらしい。

華夷思想とは、世界大百科事典 第2版の解説によると
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華夏(中国)は世界のうちでもっとも文化の卓越した中央の地であるとし,周辺の諸国を文化のおくれた低劣の地と蔑視し,夷狄(いてき)と称してこれを差別する立場。華と夷を分かつ基準を,根源的な血液の違い,人と禽獣の差とする考えもないではないが,多くは道義性の有無,習俗や制度の相違,いわば文化的な優劣におく。だから夷狄も文化が向上すれば,差別を解消して中国に迎え入れ,世界国家の理想が実現するという。しかし実際には,中国文化の優越性への自負があまりに強烈なためか,夷狄の進化をかたくなに拒み,容易に受け入れない。
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有史以来、チャイナでは
自分たちが世界の中心、つまり中華であり、もっとも優れた民族であり
他国は遅れた劣った野蛮人の国と蔑んできたというのだ。

21世紀の今日においてもなお、
外交において話が通じない、一方的に自己主張をする、
嘘八百を平然と並べたてて恥じない。
武力で他国他民族を抑圧することを躊躇しない。
外交の場で「2000年前から」などど口走る。

これらの行動は、チャイナが上で相手は下とする「華夷思想」に照らすと
なるほどなあ、と実にスッキリと説明できる。
仮に相手の力が上なら、「棚上げ」することで時間を稼ぎ
力が逆転できるまでしのぐというのがチャイナのやり方だ。

数千年間染みついた精神性が変わることは、まずない。
だから、チャイナとは真に良好かつ長期的な信頼関係などあり得ないのだと思う。
こちらがしっかりと力を持ち、常につけいる隙を与えないこと。
力とは、経済力、外交力、軍事力、文化力、発信力など多面的なものだ。

アジアそして世界の安定と平和のために
チャイナが「夷狄」とするASEAN初め周辺国(但し某半島を除く)と連携協力して
チャイナの華夷思想が発揮できないようにすることが
日本に課せられた責務ではないだろうか?


ついでに一言。
チャイナを中国と呼ぶのは、敗戦に伴う占領下の言論統制によるものだ。
元々は支那であり英語ならChinaであり,支那は差別用語でも何でもない。
むしろ「中国」の呼称はチャイナを世界の中心の国と認めるということであり
逆差別用語ではないかと思う。
あの国の英語名がChinaである限り、支那と呼ぶのが正しいのでは?
少なくともチャイナで何の問題もないはずだ。

さらにもう一言。
中華 人民 共和国
の「人民」「共和国」は日本で作られた漢語だ。
明治維新前後から西洋文明がどっど流入し、それまで日本には無かった概念や言葉が入ってきた。
それらを導入し広めるために、先人達は対応する日本語を作り翻訳する作業を営々と行った。
デモクラシーを民主主義とし、ピープルを人民とし、リパブリックを共和国とし・・・。
電磁波とか加速度とか実数、虚数、複素数とか・・・。
このことを知ったときは衝撃だった。
漢語はすべて支那大陸起源だと、疑いもなく思い込んでいたからだ。
日本で作られ漢字文化圏へと広がった和製漢語は少なくないらしい。

日本人ってすごいと思う。

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